白い靴を磨く
今週のお題「雨の日の過ごし方」
自由に書いちゃっていいのかな。まあいいか。
雨の日は革製品を磨きます。今日も一年通して愛用している白い靴に、今までしたことのないケアをしてみました。
白い靴、というのがポイントです
白い革製品は摩擦の影響で黒い傷が目立ちやすく、紫外線によって退色して黄ばみが出てくることがあるそうです。やだねー。白い靴のクリーンな雰囲気が台無しです。
何を隠そう、一年間履きこんだ白いバレエシューズも、すっかり傷だらけ黄ばみだらけで、中々恥ずかしい有様になっていました。
「じゃあ捨てればいいじゃん」
と思うかもしれませんが、甲高幅広の悲惨な足型を持つ私にとって、くたびれるということは即ち<しっかり足に馴染んでいる>ということに他なりません。
寝ぼけたこと言ってんじゃあないよ、誰が捨てるかという話です。
それで行き着いたのが<傷付いたり黄ばんでしもたんなら、上から色塗ったらええやーん^^ガハハ>でした。
白い靴愛用者の民よ。四の五の言わず補色クリームを買え。
まずはリムーバーで靴を綺麗に拭いてから、1000円くらいで売られている革製品用の白い補色クリームを塗ったくりました。
普段目から最も遠いところにある靴をまじまじと見ることになるので、色々なことに気付かされます。っていうか想像以上に靴って傷んでますよ。
つま先なんかは痛々しく革がめくれているし、外反母趾が当たる部分は黒い擦り傷が何本も入っていました。こういうのはリムーバーで拭ってももうほとんど落ちません。
と、いうことで綺麗になったら補色クリームを塗って綺麗にします。
私は『M.モゥブレィ エクストラホワイト』という靴クリームを使いました。これ、キャップを開けると本体にスポンジが付いているので、他にあれこれ買込む必要(瓶タイプの補色クリームは専用のブラシが必要)もありません。
満足いくまで塗ったくります。つま先の革めくれにも容赦なく塗っていきます。
完全に乾いたら濡れていな綺麗な布で軽く磨きます。
驚いたことに、磨くと結構テカテカになります。さすがにエナメルのような被膜感はありませんが、それに近い艶感はしっかりとでました。厚塗りしたからかな?マットな仕上がりがいい人はこの艶が邪魔になるかも。それくらいには艶が出ます。
あとは経過観察
と、いうことで黄ばみとすり傷だらけだった靴はかなり綺麗になりました。
もちろん革自体の経年劣化(シワとか型崩れとかね)は補色クリームでどうにかできるものじゃないので、使用感は鬼程ありますし隠しきれなかった汚れはあります。とは言え、履いてしまえば気になりません。今回悩んでいた<全体の汚れ・くたびれ感>に感してはかなり改善されました。
唯一気になるのは<実際履いてみてどうなるか>ですね。
一応仕上げに防水スプレーはかけましたが、雨に塗れた場合なんかに補色クリームが溶けて白い足跡が道路に点々……というのは良くないですよね。あとそれだと効果が刹那的過ぎて手入れした甲斐がなさすぎるよネ。
様子見します。
綺麗になった靴への愛着は確実に深まる
色々不安要素は残しつつも、<靴を磨く>っていう行為そのものがものすーーーごく気分がいいです。
一年間履き倒した靴が、見れば見るほどまだまだ現役なことが分かったりして、
「高かっただけはあるなぁ^^」
「これで〇〇に行ったなぁ^^」
「高かっただけはあるなぁ^^」
と物思いにふけったりしました。
外は雨でも部屋の中では丁寧な暮らしごっこができてハッピーでした。
それに私の場合は経過観察を兼ねて「むしろ雨の日に一回こいつを履いてやる」と思っているので、雨の日の楽しみがすでに一つ出来ているわけです。最高だね^^